「ちょっと何言ってるか分かんない」
(サンドウィッチマンのボケ富澤の口調で)
「なんで何言ってるかわかんねえんだよ!大体わかんだろうよ!鯵の白湯じゃねえかよ!」
(サンドウィッチマンのツッコミ伊達の口調で)
瞬時に脳内でコントの1シーンが出来上がってしまう。
冗談はさておき、マジで鯵を10キロ使ってるそうだがそれでどうして白湯になるのか?
それとも鯵のスープとレギュラーで使う白湯を混ぜるのだろうか?
頭の中が??で一杯になる。
そうすると居ても立っても居られなくなったので11時40分頃チャリンコで出撃。
さて淡路・・までの道順は知らん。
そして
「阪急京都線沿いに走ればええんちゃうん?俺天才!」
と思ったのも束の間、行く手に立ち塞がるJR・・ちっとも天才じゃなかった・・
まずは迂回とにかく東に向かって走る。
崇禅寺とかこの辺りは生まれて初めて通る。
住宅はいっぱいあるのに人がほとんど歩いてない。
車も走ってない。
静かで春の陽気も相まって自転車に乗りながら眠気を覚える。
油断してたらいつの間にか阪急がかなり離れた場所を走っていた。
なんとか淡路到着。
淡路自体は以前に来た事がある。
まあそれにしても自転車の路上駐車の何と多い事。
「民度が低いなあ」と呟きながら適当な所に自転車を路駐するさらに民度の低い俺。
ところでこの「縁乃助商店」は初訪問ではあるが開店前から存在は知っていた。
と言うのも俺は昔、天満にあった「鶏家 たちばな」が運営する「真骨鳥らぁめん あざす」が大好きでよく通っていた。
ここにいた子が独立したのが縁乃助商店。
あざすと同じく鶏白湯をメインに据えていたので自分の中では「知ってる味」として後回しになっていたのだ。
到着時刻が日曜の12時台で外待ちが母娘と思われる2名。
初訪問なので店頭の立て看板を色々見ていたら「合流禁止」の注意書き。
これいつもトラブルになるんですよね。
俺も何度かこれをされて怒った事がある。
俺がじっくりその注意書きを見ていたら前の母娘もそれを見て
「こんなん書いてあるやん!ほんだらうちらあかんやん」と言って「お先にどうぞ」と譲ってくれた。
どうやら後で誰か合流するつもりだったようだ。
という事で割りとすぐに入店。
店内見渡してもやはりあざすにいた子はいない。
今は近所に別の店を出して縁乃助商店は人に完全に任せてるようだ。
男三人体制。
一番奥に黙々と何かの作業をする優男風。
そして中央で麺を茹でたりスープを作ったり忙しそうにしてる「昔はヤンチャしてました」系。
最後がホール担当のいかにも「最近入った新人です」というような20歳前後のちょっと頼りない感じの眼鏡君。
この中学時代焼きそばパンを買いにいかされてたぽい眼鏡君にオーダー・・しようと思うが先に入店した3人組の注文もまだ取れてないみたいでヤンチャに指示されてた。
カウンター席は結構幅広くて厨房も広いのだが席の前の台に大量に積みあがっている前の客の洗い物・・
ん~こういうの大量に見せつけられると食欲失せるんだけどなあ・・
ヤンチャは調理で忙しい。これはわかる。
奥の優男は何かを一心不乱にやってるがそれが何かは謎。
焼きそばパンは水出して、注文聞いて、お支払い、お見送りとこれはこれで大変そうでしかもこれに洗い物だから明らかにキャパシティーを越えている。
座ってから数分経ってやっとオーダー。
勿論本日4/30昼夜20食限定という「鯵白湯ラーメン950円」大盛り(金額同一)で。
目の前の写真付きメニューを見ると「レアチャーシュー丼」というのが非常に旨そうに見える。
だが少し目線を上げると積みあがってる大量の洗い物・・どうもこういう衛生管理がいい加減なところで火の通ってないもん食べて大丈夫かという不安もあるし、今回はいいか・・
でやって来ました「鯵白湯ラーメン」
チャーシュー、煮卵半分、メンマ、海苔といったお馴染みの具材から
糸唐辛子、なめ茸、そしてこれは鯵のすり身でしょうか?要は鯵がネギトロみたいになってるものが載っています。
では頂きます~
「お~さかなさかなさかな~」
それが鯵だとわかるのは鯵だと聞かされてるからであってもし鯵だと知らずに食べたら
「魚系」と大雑把な判別しか出来んかっただろうな。
鯖とか秋刀魚とかはもっと癖が強いので分かりやすいんだけど。
逆に言うと変な癖がないので食べやすい。
でやっぱり白湯なのはレギュラーメニューで使うスープと合わせてるんだろうな。
最近流行りで自分も好きな鶏x魚介の魚がかなり強いバージョンといった趣。
インパクトもあるし、でもだからと言って食べにくい訳でもなくよく出来てます。
麺は久しぶりの細麺で大盛りはかなり大量で食べ応え十分。
大満足で食べ終えたのですが余ったスープが勿体ない。
メニューを見ると「仕上げ飯」というのがあるようだが、わさびとか色々余計なものが入ってるのでせっかく現状でスープがいい感じなので普通の白飯(中)50円を追加。
おーやはり、美味しい雑炊ですわ~
という事で1000円ジャストを渡してご馳走様。
なかなか強烈だけどちゃんと美味しいラーメンで良かったです。
レギュラーメニューも食べないとね。
ちょっと遠いけどまた食べに来ます。