その後すぐに8人掛けのカウンターの7席が埋まりました。皆作業服着たような人たちで全員ダブダブを注文。一人だけ「トリトリは平日だけ?」と主人に訊いています。「できるよ」「いくら?」「1300円」
私には高度な推論能力があるのでこのトリトリとはトリプルトリプルの略であることを瞬時に見抜きます。
それにしてもどうせシングルを頼む奴がいないならこれをもっと標準的な言い方にすればいいのに。ダブダブってちょっと言いにくい。
主人の作るのを眺めます。ボールに入った予め既に下拵えされて味付けも焼きも済んでる肉を取り出す。鉄板の上に大量の卵を片手で割っていきます。流石年季の入った職人技と感心した瞬間、卵の殻が入ったのをコテで取り除く…結構殻入る…あかんやん、何年やってるの?
あっという間に出来上がり。
食べてみると普通の焼き肉定食ほど甘くはなく、どちらかというと塩気が強め。自分は甘いのがあまり好きではないのでこの方がちょうどよい。
玉子のトロトロ加減は最高!これは火を通し過ぎたらぶち壊しになるのでこの辺は流石匠の技。
お櫃ご飯なので自分でよそって食べれる。いちいちお代わりを頼まなくていいのは本当に素晴らしい。頼むのがちょっとしたストレスになりますからね。
キャベツにドバっとポン酢が掛かっててこれが肉玉子に浸食するので途中からは訳わからん味にはなる。
お櫃ご飯は小さなお茶碗ちょうど4杯分。
おかずの量もちょうどよい。
隣のトリトリ頼んだ人はお櫃ごとお代わりしてた。
こういうの自分の学生時代に知ってたら通ってただろうな。肉の量も作るのを見てたらたいした量には見えなかったけど結構ボリュームあったし、久しぶりに完全に満腹になって大満足。900円払ってごちそうさま。