今、大量に中国歴史ドラマを見ています。
前回紹介した「孫子兵法」は孫武が将軍として活躍した呉の国が舞台でした。
そしてこの呉は隣国の「越」と長年に渡りライバル関係でした。
そこから「呉越同舟」という言葉も産まれたのです。
今回紹介する「燃ゆる呉越」は今色々悩んで人生に絶望してる方にもぜひ見て頂きたい作品です。
時系列的に言うと、「孫子兵法」の最後の方で呉王闔閭が孫武の諌めも聞かず、越に攻め入った結果傷を負い死ぬ事になります。
死に際に王位を継承することになる息子の夫差に「越王勾践が父を殺したことを忘れるな」と言い残します。
夫差は父の復讐を誓って臥薪(薪の上で寝る)したと言われています。
今回の「燃ゆる呉越」ではこの夫差がとうとう越を倒して復讐を果たしたところから物語は始まります。
「孫子兵法」にも登場した呉の謀臣である伍子胥は後の憂いを断つ為に勾践を殺すべきだと進言するのですが夫差は殺す事を躊躇い勾践を奴隷として馬小屋で働かせることにします。
勾践の方も最初は奴隷になる位なら死んだほうがマシと自害しようとするのですが臣下の范蠡に強く諌められて完全に夫差に従ってるように装うのです。
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