ここまでの縁乃助商店
(追記:2017/06/17)
数日前からつけ麺が食べたいと思いつつ、まだ食べたことないやつが食べたいという我儘な要望。
縁乃助商店のTwitterを見てたら週末限定のつけ麺をやると告知が。
『鶏豚節つけ麺』
〜麻油落とし〜
鶏・豚・節=鰹節つまり魚介、これはスープの三国志ではないか!魏呉蜀みたいなもんだ。
ところで前回縁乃助商店に行った後、食べログを見ていると
「無料のキムチが美味しい」キムチ?そんなもんなかったぞ!
「味変ツールがあるので・・」味変ツール?そんなもんなかったぞ!!
あ!カウンター席の座るところによって前に何にも置いてないパターンちゃうん?
キムチ大好きやのに、ごっつ損やん!
俺は自分が優遇されて当たり前、他の人より損をするのが絶対許せないタイプなのである。
要は人間としての器が小さいのだ。お猪口くらいの容量です。
でも結局、自転車で訪問。
今回はちゃんと阪急京都線沿いに走ったら前回より6分位は短縮できたと思う。
13時回っていたのですんなり入店。
カウンター席見て「あー!やっぱり俺が座った席なんもあらへん!というかあんなん手届かへんわ」
3人に1セットみたいな感じで漬物と味変ツールが配置されている。
隣に大柄の人が座ってたらちょっと取るのが難しい。
で今回も何も置いてない席に座らせようとしやがったから、「なんやと~また俺にキムチ食べさせへんつもりか!」と店員を鬼のような形相で睨みつけて断固目の前にフルセット揃ってる椅子に座る。
ただし、この場合水のポットは遠くなる。微妙に嫌がらせをする店だな。
店員が限定を勧めてくる。言われなくてもそれを喰いに来たのだ。
大盛りまで金額同一なので大盛り。そして中ライス50円。
前回はキムチの存在すら知らなかったので俺には2回分のキムチを食べる権利がある。
食べたらめちゃ旨いやんか。旨いと余計に腹が立つ。こんな旨いもん前回かって喰いたかったわ!ボケ!
さてここからおっさんの悲哀の物語です。
皆さん、つけ麺のつけ汁と言えば小さな器に少ない量しか入ってないというイメージありませんか?
出てきてまずは麺の量に驚き。
「これ300gじゃないよな、400gあるよな・・・」
麺も凄いがスープも凄い。
器もデカいしたっぷり入ってる。普通のラーメンのスープと変わらん量。
スープの中にどんな具材が入っているかはぜひ動画を見て下さい。
では早速頂きましょう。
「あ、この味・・どこかで食べた・・知ってる味・・どこだろう・・」
一瞬最近の訪問歴の中で桐麺を思い出したが、確かに鶏と魚介なのでその連想は間違ってはいないのだが
「ん~もっと似てるやつがあったような・・」
焦がしニンニクの味が底流にあるのは確認できる。
あと鶏と魚介、それと香味野菜だろうか?
桐麺と違うのは当然豚が入ってるからだろう。
麺は平麺で加水率低めなのか若干ねちゃっとして麺と麺が引っ付き気味。
それにしても麺の量が多い。
ご飯を頼んだ事を後悔した、あ、まだご飯来てないけどどうしてだろ?忘れてるのか?それとも麺を食べ終わったら出るのだろうか?
ご飯をキャンセルしようか悩みつつ、はっと気づく。
スタッフも客も10代~20代の若者ばかり。
当然味もボリュームも若者に合わせてあるのだ。
自分が20代だったら凄くお気に入りの店になって通ったんだろうなと思う。
自分が20代の頃はまともなラーメン屋なんか大阪にはなかったのだ。
大昔友達に道頓堀の神座に連れていかれて「美味しいやろ?」と言われても正直そんな風には思えなかった。
「こんなん洋風のキャベツスープやん、ラーメンじゃない」
結局味変はニンニクしか使わず激辛は未使用。
麺を食べきった。そのタイミングで後ろから店員が「ライスお持ちいたしましょうか?」
おおなかなか教育がしっかりしてるなと感心する。
一応スープ割をお願いしてライスをドボン。
しかし、もう麺の後半あたりで満腹中枢が発動してかなりキツイ。
おじやというか雑炊というか食べながら
「あ!この味みつ星製麺所の濃厚らーめんに似てる!!」と気づいた。
それにしてもスープもシャバシャバで大量。
正直「リバースするんじゃないか?」という危機感も感じだし汗が大量に出てくる。
残せばいいやん?って思われるかもしれないが自分は料理を残す事は絶対にやっちゃいけない事だと思っている。
だから他の人が食べログで「一口食べて口に合わないので残しちゃいました」と平気で書いてるのが信じられない。
料理人へのリスペクトとかないのか?まあ吐いちゃったらリスペクトどころの騒ぎじゃないけど。
なんとかスープも全て飲み切って完食。
900円+中ライス50円=950円を払って店を出た。
味もボリュームも20代だったら満点だったのに自分の胃袋が弱ってるのと味覚が変化してるのがなんとなくショック。
そういえば昔だったら文句言ってたはずの上品な薄味を美味しいと思うようになってきたのと相まって濃厚なのが段々重く感じるようになってきたもんなあ。
味もドストライクでしたしお腹パンパン食道の上の方までパンパン。
と同時に自分が若くないと再認識してしまって悲しかった。
***
【月末4/30昼夜20食限定の鯵白湯ラーメン】
未訪リストを確認しながらたまたま「縁乃助商店」のツイッターを見たら
「鯵白湯らぁめん」という文字が。
鯵・・・白湯?!